ニュース 社会 作成日:2016年3月21日_記事番号:T00063113
台湾国防部によると、今年2月24日、西洋人2人が台中市の清泉崗空軍基地の敷地外から基地内の様子や戦闘機を高性能デジタルカメラで撮影していて制止された。情報当局が関係国と連絡を取ったところ、2人が撮影した写真が頻繁に中国の情報当局に使用されていることが分かった。このため、2人には中国向けのスパイ活動を行っていた疑いが浮上している。21日付蘋果日報が伝えた。
2人の行動は住民が基地の警備担当者に通報したことで明らかになり、警察が事情を聴いたところ、カメラには清泉崗空軍基地のほか、嘉義空軍基地、陸軍基地、海軍基地の写真も収められていた。2人はその場で撮影した写真を消去し、退去したという。
2人は「観光目的」で台湾を訪れたと説明したが、風景などはほとんど撮影していなかったという。軍は2人の身元資料を内政部移民署に送り、2人が再入境した場合には警戒するよう申し入れた。
軍関係者によると、2人は主に清泉崗空軍基地所属の戦闘機「経国号」を撮影しており、168億台湾元(約580億円)をかけて実施した性能向上計画の成果について偵察を行い、中国側に情報提供していた疑いがあるという。性能向上の結果、経国号には、ミサイルを4基搭載できるようになった。特に「万剣空港長距離攻撃クラスター爆弾」などの搭載が可能だ。
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