米ハーレーダビッドソンの台湾代理店、太古鼎翰は、入門車モデル２機種を30台限定で約２割値下げすると発表した。2007年の台湾進出以来、最大の値下げ幅で、若い世代の顧客層開拓を狙う。22日付工商時報が報じた。
値下げを行うのは「ストリート750」のクラシック特別仕様車と「スポーツスターアイアン883」で、「ストリート750」は49万9,000台湾元から39万9,000元（約138万円）へ、「スポーツスターアイアン883」は71万9,000元から59万9,000元へ引き下げる。
一方、台湾本田重機（台湾ホンダモーター）も、今年から大型バイクの全シリーズの価格を平均で１割引き下げている。同社は昨年、台湾本田（台湾ホンダ）からバイクの販売代理権を引き継ぎ、大型バイクの販売台数を2,200台余りと２倍に拡大した。今年は値下げによって並行輸入品に対抗するとともに、引き続き販売台数倍増を狙う。
近年、251cc以上の大型バイク市場は成長著しく、15年の販売台数は前年比31.2%増で２万2,000台を上回った。今年は１～２月の販売台数が5,579台となったが、前年同期比成長率は5.7%と前年の15.7%から大幅に縮小した。
