ニュース 石油・化学 作成日:2016年3月22日_記事番号:T00063123
経営権争いが起きているスチレンモノマー(SM)大手、台湾苯乙烯工業(台湾スチレンモノマー、台湾SM)が21日に開催した董事会で、林文淵董事長の解任を求める動議が出され、投票の結果、賛成6票、反対3票で解任が決定した。後任董事長には呉清典・同社総経理が同日付で就任した。22日付工商時報などが報じた。
台湾SMでは、張鍾潜・元董事長から同社株式を取得した大株主で証券アナリストの孫鉄漢氏がこれまでの経営陣に反対する株主を招き入れたことから、経営権争いが本格化した。
台湾SMの董事会はその後、「林氏は当社の信用を傷つける言動を行ったため、株主の権益を守る立場から解任せざるを得なくなった」などとする声明を発表した。
一方、林前董事長は解任を受けて「このようなやり方をされるとは夢にも思わなかった。背後から刺されたような気分だ」と語った上で、「証券交易所に報告する書類には董事長の印鑑が必要だが、彼ら(対立陣営)はそれを私に見せたくなかったため、今回の動きに出た」と指摘。「本当に当社の名誉を傷つけているのは孫氏の方だ」と非難した。
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