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環境配慮型あずきブランド、全聯が創設


ニュース 食品 作成日:2016年3月22日_記事番号:T00063124

環境配慮型あずきブランド、全聯が創設

 スーパーマーケット最大手、全聯福利中心(PXマート)はこのほど、枯れ葉剤を使用しないなど環境に優しい栽培・収穫方法を採る農家とあずきの仕入れ契約を結び、あずき商品の新ブランド「老鷹紅豆」を創設した。これにより同社の食品に対するイメージアップを図る考えとみられる。22日付経済日報が報じた。

 今回のあずきブランド創設は、昨年公開されて話題を呼んだ、トビの生態を記録したドキュメンタリー映画『老鷹想飛』(梁皆得監督)がきっかけとなった。同作品に登場する、あずきの収穫に使用された枯れ葉剤を多くの鳥が口にし、その鳥を捕食したトビも死んでしまうというシーンを見た全聯の徐重仁総裁は、屏東県で環境に優しい農法によりあずきを栽培する農家、林清源氏と作付面積25甲(約25ヘクタール)の栽培契約を結び、台湾最大のあずきの仕入れルートを構築した。

 全聯の「老鷹紅豆」ブランドではあずきだけでなく、ぜんざいやパン、どら焼きなどの加工食品も販売する。

 一方、量販店大手の家楽福(カルフール)も屏東県の農家と同様の作付契約を結び「小鷹紅豆」ブランドを立ち上げており、小売大手の間でにわかに「あずき戦争」が勃発している。