ニュース 公益 作成日:2016年3月22日_記事番号:T00063133
台湾電力(TPC)の第1原子力発電所(新北市石門区)2号機で今月10日、原子炉内の水位が異常上昇し、原子炉が緊急停止した事故で、稼働を中断した4日間に発電燃料を重油や天然ガスに切り替えた結果、発電コストが1億6,000万台湾元(約5億5,000万円)増大したことが分かった。22日付蘋果日報が伝えた。
今回の事故をめぐっては、調査の結果、職員が誤ったスイッチを操作したことが原因だったことが判明している。原発設備は損壊などに備え、損害保険がかけられているが、今回の事故は人為的ミスが原因だったため、補償対象とはならない。
TPCによると、操作ミスを犯した職員は第1原発に30年以上勤務しており、当日は電源設備の定期切り替え作業を行っていた。
行政院原子能(原子力)委員会は、今月末にも規定違反の有無を判定する委員会を開き、処分を検討することにしている。
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