ニュース 社会 作成日:2016年3月22日_記事番号:T00063139
屏東県の漁港に所属する遠洋漁船「聖徳財」「連億興116」が21日午前5時(台湾時間)すぎ、インドネシア沖のマラッカ海峡を南下中、正体不明の船舶による銃撃を受けた。2隻には船員計20人が乗っていたが全員無事だった。22日付聯合報などが伝えた。
「聖徳財」の船主は、海面に向けて撃ち威嚇するのでなく、船体を狙っていたと話した(21日=中央社)
漁船員は「インドネシアの巡視船とみられる船舶から銃撃を受けた」とし、船体に「2804」という数字が確認できたと証言した。しかし、現場は海賊が頻繁に出没する水域で、漁船を銃撃した船舶の正体は明らかになっていない。台湾漁船は海賊対策のため、通常は船団を組んで現場海域を通過しているという。
銃撃を受けた2隻は、現場海域を脱出後に確認したところ、船体の12カ所に弾痕があった。
行政院農業委員会(農委会)漁業署は、外交部を通じ、相手方が公船だったかどうかについて、確認を進めている。
実際に台湾とインドネシアには漁業分野で対立している。台湾漁船はインドネシア人船員を雇用しているケースが多いが、船員の賃上げをめぐる双方の漁業交渉は進展が見られない。こうした中、インドネシア政府は補給のために同国に寄港した台湾漁船を拿捕(だほ)し、昨年時点で100隻以上の出港が認められていない。
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