ニュース 電子 作成日:2016年3月23日_記事番号:T00063141
液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)は4月から39.5インチパネルの生産を減らし、65インチパネル出荷を倍増する計画だ。23日付蘋果日報が報じた。
市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジーによると、2月6日に発生した台湾南部地震で南部科学工業園区(南科)の工場が損害を受け、イノラックスは39.5インチパネルの生産に集中したところ、65インチパネルが供給不足となり、海信集団(ハイセンスグループ)やサムスン電子からの受注を友達光電(AUO)に奪われた。
イノラックスは苗栗県竹南と台南に第6世代生産ラインが各1本ある。ガラス基板1枚から8枚が切り出せる39.5インチパネルは月産能力130万枚だが、南部地震で70万~80万枚に減少した。65インチパネルは2枚切り出せ、月産能力は20万枚だが、現在は10万枚以下に減少している。
65インチパネルは1枚300米ドルと、39.5インチパネルより利幅が大きい。40インチパネルは85米ドル。しかも同社は第6世代工場の減価償却が終わっているため、65インチのフルハイビジョン(フルHD)パネルが300米ドル以下など、価格競争力がある。
65インチパネル価格の下落で、大型テレビの購買意欲が高まっている。市場調査会社、IHSの予測によると、液晶テレビ市場に占める65インチ製品の割合は昨年の1.9%から今年は3.8%に倍増する見通しだ。
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