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インベンテックとアドバンテック、産業用モバイル端末で合弁


ニュース 電子 作成日:2016年3月23日_記事番号:T00063143

インベンテックとアドバンテック、産業用モバイル端末で合弁

 電子機器受託生産メーカー、英業達(インベンテック)は22日、産業用コンピューター大手、研華科技(アドバンテック)と合弁会社「英研工業移動(AIモバイル)」を設立することを董事会で決議した。合弁会社は小売り、車載用、医療用などに応用するハンディータイプのモバイル端末を開発し、年末に量産を開始する計画だ。23日付工商時報などが報じた。

 合弁会社の資本金は10億台湾元(約35億円)で、出資比率はインベンテックが55%、アドバンテックが45%となる予定だ。5月末までの設立を目指す。

 インベンテックの広報担当者は「アドバンテックのブランド力や販路に、インベンテックのモバイル端末分野でのソフトウエアリソース、ハードウエア設計、生産面での優位性を組み合わせていく」と説明した。インベンテックにとっては、モノのインターネット(IoT)分野に進出する上で重要な一歩となる。

 アドバンテックの劉克振董事長は「顧客からハンディータイプのモバイル端末に対する需要を感じ取っており、巨大な潜在性を秘めていると確信している」と述べた。

 インベンテックが同日発表した2015年売上高は3,954億7,000万元で前年比9%減、純利益は55億6,400万元で21.6%減だった。