ニュース 電子 作成日:2016年3月24日_記事番号:T00063168
24日付蘋果日報は、シャープ買収に向けた最終協議を進める鴻海精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長は、5,100億円に上るシャープの債務返済期限が今月末に迫るという弱みを突き、正式契約を先延ばしにすることで買収額の引き下げを狙っているとの見方を示した。
米金融情報誌「バロンズ」は、ジェフリーズ証券会社のアナリストによる最新レポートを引用し、鴻海によるシャープ買収には4通りのシナリオが予想されると指摘。うち鴻海がシャープと同社の主力行に対し、買収額を1,000億円まで引き下げるなどの条件をのませ、月末までに契約を締結する可能性が50%で最も高い。一方、鴻海が契約先延ばしによりシャープの債務不履行を待ち、さらに買収額を引き下げる戦術を採るとの確率も従来の5%から30~40%に高まったと報じた。
残り2つは▽シャープが債権銀行から債務返済の延期措置を受け、鴻海との協議を継続する▽産業革新機構(INCJ)と再度、交渉を行う──というシナリオだが、これらの可能性は低いとみられている。
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