ニュース 社会 作成日:2016年3月24日_記事番号:T00063189
妊婦34人が仲介業者を介して渡米し、前置胎盤による緊急の帝王切開手術で出産したように偽り、台湾で全民健康保険の不正給付を受けたり、旅行傷害保険の保険金を詐取したりしていた疑いが強まったとして、新北地方法院検察署などは23日、仲介業者を家宅捜索するとともに、詐欺や文書偽造の疑いで3人を摘発した。出産した女性らも刑事立件される見通しだ。24日付聯合報などが伝えた。
仲介業者は一連の不正の指南役だったとみられる。女性たちは出産後に台湾で「緊急帝王切開」で2万5,000台湾元(約8万7,000円)の健保給付を受け取った上、旅行傷害保険の保険金を40万~150万元受け取っていた。
34人の妊婦は渡航前に台湾での検査でいずれも異常はなく、いずれも妊娠31週目に渡米。しかも渡米前に産後休養施設の予約まで済ませていた。
業者らは調べに対し、「提案を行っただけだ」などと供述しているが、出産した女性10人以上が虚偽申請の事実を認めている上、妊婦向けに配布したマニュアルも押収された。
検察が衛生福利部中央健康保険署(健保署)の資料を調べた結果、2014年から昨年にかけ、1,000人余りが海外での緊急帝王切開手術で保険給付を受けていたことが判明しており、不正受給は氷山の一角である可能性も浮上した。
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