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日亜化学、AOTと中国自動車市場攻略


ニュース 電子 作成日:2016年3月25日_記事番号:T00063195

日亜化学、AOTと中国自動車市場攻略

 発光ダイオード(LED)最大手、日亜化学工業は、鴻海精密工業傘下のLEDパッケージング(封止)メーカー、栄創能源科技(アドバンスト・オプトエレクトロニック・テクノロジー、AOT)と中国自動車市場を攻略する。25日付経済日報が報じた。

 日亜化学はAOTの最大法人株主だ。日亜化学の第二部門技術長でAOT董事の坂本考史氏は、中国の販路が強みのAOTに技術支援を行い、共同で中国自動車市場を開拓すると表明。日亜化学は中国自動車市場で単独で戦ってきたが、地場ブランドのサプライチェーン入りが難しく、AOTとの提携が必要と判断した。

 坂本氏は、同社の車載用LED世界シェアは30%とオスラムよりやや低いが、AOTとの提携で2020年には40%に高まると予想した。

 日亜化学の15年売上高は2,950億円で、今年は3,300億円へと11%増やしたい考えだ。坂本氏は、自動車へのLED浸透率は現在のわずか10%から20年には50%に高まるとみており、今年最も売上成長が期待できる市場だと指摘。同社の車載用LED売上構成比は15年の18%から今年20%に高まると予想した。