ニュース 電子 作成日:2016年3月25日_記事番号:T00063197
世界初の視線追跡型バーチャルリアリティ(VR)ヘッドセット対応ヘッドマウントディスプレイ(頭部装着ディスプレイ、HMD)「FOVE」を開発する日本のFOVE社は24日、鴻海精密工業傘下のベンチャーキャピタルファンド「2020」などを引き受け先に含む第三者割当増資を実施し、1,100万米ドルの資金調達を終えたと発表した。25日付工商時報によると、FOVEは今秋に量産開始を予定しており、主に鴻海が生産を請け負うとされる。
FOVEは世界初のアイトラッキングが搭載され、アイコンタクトによるVRプレイヤーとの自然なコミュニケーションや、注視していない箇所をぼやけさせることによる自然な映像表現などが可能になる(同社リリースより)
今回の資金調達は、オンラインゲームの開発・運営を行う日本のコロプラが創設したVR専門ファンドのコロプラVRファンドがリードインベスターとなり、鴻海のほかサムスン電子傘下のサムスン・ベンチャー・インベストメントも投資者に名を連ねた。各社の出資額は不明。
FOVEは「2020のサポートが、VRヘッドセットという今までにない新しいカテゴリーでの製品の量産に向けた計画を加速させることができると期待している」とコメントした。
なお市場調査会社、ガートナーは、今年第1四半期のVR端末の出荷台数を200万台超、さらに2018年までの累計では2,500万台に達する予測しており、ハードウエアの生産額は今年の67億米ドルから20年には700億米ドルまで成長すると予測している。
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