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蕭万長前副総統、博鰲で中国首相と会談


ニュース 政治 作成日:2016年3月25日_記事番号:T00063213

蕭万長前副総統、博鰲で中国首相と会談

 アジアを中心とした各国の政治家や企業経営者らが経済問題を話し合う「博鰲(ボアオ)アジアフォーラム」年次総会が24日、中国・海南島で始まり、台湾の蕭万長前副総統は同日、中国の李克強首相と会談した。25日付中国時報が伝えた。

/date/2016/03/25/17hsiao_2.jpg固く握手する蕭前副総統(左)と李中国首相(右)(24日=中央社)

 李首相が「大陸(中国)は1992年の共通認識(92共識)の政治的基礎を引き続き堅持し、両岸(中台)関係、貿易経済関係の持続的発展を推進する」と述べたのに対し、蕭前副総統は「(国民党政権下での)8年来の交流を基礎として、相互に支え合うことを望む」と応じた。

 また、蕭前副総統は「両岸は親族関係だ」と述べた際、李首相が話をさえぎるように「我々はいずれも一つの中国に属している」と述べる一幕もあった。

 李首相はまた、「我々の対台湾政策は一貫しており、明確なものだというメッセージを既に発しており、台湾の政局変化で変わることはない」と強調した。

 蕭前副総統は中台経済協力について、▽産業協力環境の強化で民間の経済協力を実現していく▽産業協力におけるリスク管理と協調制度を強化する▽企業協力の新たなモデルを構築し、創新と融合で「ウィン・ウィン」を目指す──との方向性を提示した。