ニュース 社会 作成日:2016年3月25日_記事番号:T00063215
台湾最北端、新北市石門区の沖合いで今月10日に座礁した徳翔海運のコンテナ船「徳翔台北号」の船体に24日、大きな亀裂が入り、船に積まれた重油が漏れ出していることが確認された。25日午前には船体が2つに破断、転覆する恐れがあり、環境保護署(環保署)は、大量の重油や貨物のトルエンなど危険物質が海岸に流れ着く恐れがあるとして、景観スポットの石門洞公園(新北市石門区)の閉鎖を決定。原状回復には2~3年かかる可能性があるとの見方を示した。25日付聯合報が報じた。
座礁後、徳翔台北号では重油などの抽出作業が行われていたが、天候不良で23日から作業が中断。環保署によると、船には依然、▽燃油、約242立方メートル▽潤滑油、37.5立方メートル▽廃油など液状廃棄物、35立方メートル──のほか、危険物質の▽過塩素酸カリウム、20トン▽トルエン、18.2トン▽腐食性洗浄剤、8.5トン──などが積まれている。
環保署は船が転覆する可能性があると判断。行政院は24日、緊急対策会議を開き、政府各部署の重油などの除去作業員の派遣、除去範囲の配置を決定。最悪の事態に備えている。
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