ニュース 電子 作成日:2016年3月28日_記事番号:T00063219
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は今年、アップルの次世代スマートフォン「iPhone7」用新プロセッサー「A10」を独占受注したとされるほか、聯発科技(メディアテック)や中国の深圳市海思半導体(ハイシリコン・テクノロジーズ)からの大型受注も獲得していることから、16ナノメートル製造プロセスの生産能力が不足する中、南部科学工業園区(南科)の12インチウエハー工場「Fab14」で同プロセスの生産能力拡充を急いでいる。28日付工商時報が報じた。
TSMCでは昨年、50件の16ナノチップをテープアウト(設計完了)したが、今年はこれが70件に増える見通しとなっており、これに合わせて16ナノFFC(FinFET Compact)プロセスによる量産を第3四半期から4月に前倒しするほか、Fab14・第7期拡張部分も下半期に稼働させ、第4四半期にはFinFETプロセスによる生産能力で世界最大となる見込みだ。
同社は今年、90億~100億米ドルの設備投資を行い、総生産能力を約10%拡充する予定で、そのほとんどが16ナノプロセスに集中する見通しだ。これにより同プロセス製品の今年の出荷は前年比倍増となる120万枚に達すると予想されている。
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