ニュース 医薬 作成日:2016年3月29日_記事番号:T00063254
蔡英文次期総統の兄、蔡瀛陽氏が経営する投資会社、富鈦投資は、利益相反行為を避けるため、新薬開発の台湾浩鼎生技(OBIファーマ)に対する持ち株を全て売却する方針を表明した。29日付経済日報が伝えた。
富鈦投資は現在、OBIの株式を1.9%保有する大株主で、一時は4%の株式を保有していたこともある。富鈦投資の弁護士は28日、蔡次期総統が就任する5月20日以降の親族による利益相反行為を避けるため、台湾での投資資産について、既に華南商業銀行などと信託契約を結んだと説明した。富鈦投資がOBI以外にどの企業の株式を保有しているかについては明らかにできないとした。
富鈦投資はまた、OBI株にインサイダー取引疑惑が浮上していることと関連し、同社株を貸し出したことがないと関与を否定した。
疑惑をめぐって、OBIは同日、張念慈董事長や中央研究院(中研院)の翁啓恵院長が乳がん新薬の臨床試験の結果を事前に知っていたのではないかとの指摘について、「事実とは異なる」と強く否定する声明を発表した。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722