ニュース 電子 作成日:2016年3月31日_記事番号:T00063310
宏達国際電子(HTC)が先月29日に世界24カ国・地域で予約販売を開始したバーチャルリアリティー(VR)対応ヘッドマウントディスプレイ(頭部装着ディスプレイ、HMD)「HTC Vive」(4月5日出荷予定)について、予約受け付け開始後、わずか10分で1万5,000台以上が売れたと伝えられたが、鮑永哲・同社バーチャルリアリティー(VR)部門副総経理は30日、その真偽について明言を避けたものの「販売状況は予測を上回っており、非常に満足している」と語った。31日付工商時報が報じた。
鮑副総経理(左2)は、台湾のHTC専売店5店にもVive体験コーナーを設けると表明した(30日=中央社)
鮑副総経理は「VRはハードウエアが先を進み過ぎており、コンテンツやエコシステムが追い付いていない」と指摘し、今後、多様な産業と国際的な提携事業を展開すると表明した。
HTCは同日、ウォルト・ディズニー社、3C(コンピューター、通信、家電)製品の大型販売施設「三創生活園区」(台北市中正区)と提携し、Viveを使用したディズニー映画『ジャングル・ブック』VR版の体験イベントを三創生活園区で開催(4月10日まで)。さらに今後、ロンドンの劇場と共同でVR短編映画の上映を行う計画だ。
12歳以下は3D酔いリスク大
なお業界では今年、テーマパークや映画館などの娯楽施設でVR機器の導入が進み、ハードウエア、ソフトウエアを合わせたVR関連の生産額は世界で10億米ドルに迫ると予想されている。ただ専門家は、12歳以下の子供はいわゆる「3D酔い」を起こしやすいと指摘。特に6歳以下はVR機器の使用を避けた方がよいと提言している。
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