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直航7港湾、布袋港を除き準備完了


ニュース 運輸 作成日:2008年3月25日_記事番号:T00006334

直航7港湾、布袋港を除き準備完了

 
 馬英九次期総統が、中国との海運直航に開放する方針である7港湾は、税関や検疫施設などの準備が必要な布袋港(嘉義県)を除き、基本的な準備が整った状況だ。24日付聯合晩報が伝えた。

 直航の対象となるのは、高雄港、安平港(台南市)、布袋港、台中港、台北港(台北県)、基隆港、花蓮港の7港湾。このうち、年間貨物取扱量が1億4,922万トンに達する高雄港では、大陸間コンテナターミナルの深水埠頭(ふとう)完成により、競争力が向上する見通しだ。高雄港務局幹部は、「直航実施に合わせ、すぐに対応可能だ」と話した。

 基隆港では国際フェリーターミナルの建設が直航の遅れから棚上げされているが、構想が再び浮上することになりそうだ。

 建設中の台北港はバラ積み埠頭が供用を開始した状況で、民間投資によるコンテナ埠頭の一部が年末にも完成する見通しだ。

 一方、布袋港は中国・アモイ港と距離が最も近いが、海底の土砂堆積で5,000トンを超える船舶は停泊できない。安平港は現時点で石や砂、建材の専用港という位置付けだ。