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銀行の延滞債権残高増大、タッチパネル2社が原因か


ニュース 金融 作成日:2016年4月1日_記事番号:T00063347

銀行の延滞債権残高増大、タッチパネル2社が原因か

 金融監督管理委員会(金管会)が31日発表した統計によると、銀行の2月末時点の延滞債権残高は653億台湾元(約2,300億円)で前月比29億元増加した。市場では、昨年会社更生手続きを申請した宸鴻集団(TPKホールディング)傘下の達鴻先進科技(CANDO)、勝華科技(ウィンテック)のタッチパネル2社が主因との観測が出ている。1日付蘋果日報が報じた。

 ある銀行幹部は、CANDOへの協調融資(シンジケートローン)は30億元以上で、昨年末から徐々に不良債権化していると説明した。ウィンテックへの融資については、多くの銀行が既に不良債権として処理済みと話した。

 金管会の統計によると、銀行の2月末時点の融資残高は25兆4,280億元と前月比518億元減少した。2カ月連続の減少で、企業の資金需要不振を反映している。