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カルフール・コストコ・全聯、店舗網拡大に大規模投資


ニュース 商業・サービス 作成日:2016年4月6日_記事番号:T00063369

カルフール・コストコ・全聯、店舗網拡大に大規模投資

 量販店大手のカルフール(家楽福)、コストコ(好市多)およびスーパーマーケット最大手の全聯福利中心(PXマート)は今年、3チェーン合計で100億台湾元(約340億円)に迫る資金を投じ、店舗網拡大を進める方針だ。6日付工商時報が報じた。

/date/2016/04/06/11costco_2.jpgコストコ北投店のオープンで内湖店の混雑を解消できると期待されている(中央社)

 昨年、台湾経済が不景気に見舞われる中、4%の増収を達成したカルフールは今年、小型店を20店舗から40店舗に倍増させるほか、第3四半期には桃園市平鎮区に大型店を新規オープンする計画だ。

 一方、台湾の量販店で唯一、会員制を採用するコストコも昨年、8%の増収を記録するなど好調を維持。今年は今月9日に台北市内2店目、台湾12店目となる北投店をオープンするほか、来年は新北市新荘区にも出店、さらに将来的には台中への2店目設置、宜蘭、彰化への進出も検討しており、短期目標として15店舗への拡大を掲げている。

 なおカルフールとコストコは昨年末から今年年初にかけて相次いでインターネット販売に参入している。カルフールでは今月末までにネット販売・宅配サービス対応店を9店舗に拡大する予定だ。コストコのネット販売では現在、生鮮食品は販売しておらず、おむつやネコ用トイレの砂などがよく売れており、平均客単価は2,800元と実体店を若干下回っているという。

 また現在、全土に800店余りを展開する全聯は今年、一気に900店まで店舗数を拡大することを計画しているとされ、既存店の改装などを加えると投資額は50億元に達する見通しだ。さらにその後も出店を継続し、来年には1,000店舗を突破すると予想されている。