ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

人民元の両替、買い取りのみで開始の方針


ニュース 金融 作成日:2008年3月25日_記事番号:T00006337

人民元の両替、買い取りのみで開始の方針

 
 彭淮南中央銀行総裁は24日、台湾域内での台湾元と人民元の両替業務について、当面は「人民元の買い取り」のみを行うという考えを示した。両岸人民関係条例の改正案が5月20日の馬英九次期総統の就任前に成立すれば、その時点で取り扱いをスタートできるという。

 当面は人民元を買い取って台湾元と交換する業務のみとする理由について彭総裁は、「台湾元を買い取って人民元と交換する場合、人民元の安定した準備高が必要で、両岸(中台)の協議が必須となるため」と説明した。

 台湾では現在、米ドルは1日当たり4,000万米ドルが交換されているが、彭総裁は「人民元兌換が開放されれば、取引量は米ドルを上回る」という認識を示した。1年当たりでは146億米ドル分の人民元需要がある計算になる。