中華経済研究院（中経院）が１日発表した３月の製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）は、前月から13.5ポイント上昇し54.9ポイントとなった。非製造業総合指数（ＮＭＩ）も前月から7.6ポイント上昇し50.5ポイントとなり、ＰＭＩ、ＮＭＩともに「景気拡大」と「景気後退」の境目である50ポイントを上回った。２日付工商時報が報じた。
中経院はＰＭＩ、ＮＭＩが上昇したのは、２月は春節（旧正月）などで稼働日数が少なく大幅に下落したためとみている。サービス業は依然として雇用を縮小させていると指摘した。
中経院は、今後６カ月の見通しは依然良くなく、長期の指数を見た方が正確だと指摘した。緊急受注はあるが、長期にわたる出荷契約が少なく、景気底打ちは第２四半期になると予測した。
