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ガラスクロスの富喬工業、東莞市に初の中国工場計画


ニュース 電子 作成日:2016年4月7日_記事番号:T00063388

ガラスクロスの富喬工業、東莞市に初の中国工場計画

 ガラス繊維織物(ガラスクロス)の富喬工業(フルテック・ファイバーグラス)は6日の董事会で、中国・広東省東莞市に生産拠点を設けることを決議した。投資額は15億台湾元(約50億円)。同社は2008年に電子材料用ガラスクロスに参入しており、初の中国工場となる。7日付工商時報が報じた。

 東莞工場は17年第4四半期に第1期を稼働し、織布機械180台で電子材料用ガラスクロス、超極薄ガラスクロス、特殊織物などを生産し、月産能力280万メートルを予定している。

 同社は中国進出について、華南地区にはガラスクロスメーカーが1社しかないが、富喬工業が競争力を擁するハイエンドのガラスクロス市場が徐々に拡大している上、川下のプリント基板(PCB)の銅張積層板(CCL)メーカーの認証を続々と得ており、各社からの需要が強いためと説明した。

 同社の3月売上高は前月比16.51%増、前年同月比3.74%減の4億400万元だった。第1四半期売上高は前期比7%増、前年同期比3.92%減の11億8,900万元で、3四半期連続で過去最高を更新した。昨年売上高は前年比3.3%増の48億400元で2年連続の過去最高更新。粗利益率は24.2%で9.03ポイント上昇、純利益は4億2,000万元で前年の7倍以上だった。