ニュース 電子 作成日:2016年4月8日_記事番号:T00063415
8日付電子時報によると、華碩電脳(ASUS)は、スマートフォン「ZenFone」シリーズに採用するインテルのプラットフォーム採用比率を昨年の約3割から今年2割以下に引き下げ、クアルコムや聯発科技(メディアテック)のプラットフォーム採用比率を引き上げると予測されており、モバイル通信向け事業でASUSを重要顧客とするインテルはさらに厳しい状況に直面することになりそうだ。
インテルはこれまで、スマホ市場で一貫して苦戦が続いており、現在、一定の出荷規模を備える顧客はASUSと聯想集団(レノボ)のみとなっている。ASUSの初代ZenFoneはインテルからの全面支援を背景とする高いコストパフォーマンスを武器に世界市場で存在感を見せたが、第2世代機種ではクアルコムやメディアテックのプラットフォームも導入したことでインテルのプラットフォーム採用比率が低下した。
今年ASUSはスマホの出荷目標を2,500万台としていることから、インテルの同社向けチップ受注は500万個未満と、昨年の約600万個から大幅に減少すると予測されている。また受注の減少傾向は来年も続く見通しで、2017年の受注量はさらに腰折れすると見込まれている。
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