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工研院と東特塗料、EV用絶縁材料の開発で提携【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2016年4月8日_記事番号:T00063422

工研院と東特塗料、EV用絶縁材料の開発で提携【表】

 工業技術研究院(工研院)は7日、東京で絶縁塗料の世界的大手メーカー、東特塗料(本社・東京都墨田区、池田聡社長)と電気自動車(EV)モーター用絶縁材料に関する技術提携について覚書を交わした。双方は今後、技術協力を進め、EVモーター用の高熱伝導絶縁樹脂の開発を目指す。8日付工商時報が報じた。

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 工研院の彭裕民材料・化工研究所長は、電気絶縁エナメル線用ワニスで世界シェア2位を誇る東特塗料は信頼性の高い技術力に加え、絶縁材料の規格制定における影響力を備えると指摘。同社との協力は、台湾メーカーの新技術活用を加速させ、域内におけるサプライチェーン構築および世界のハイエンド市場参入を後押しすると強調した。

 なお工研院は2014年、同院が開発したリチウムイオン電池の熱暴走を抑制する機能性ポリマー「STOBA(ストーバ)」の製造販売ライセンスを三井化学の台湾子会社、亜太三井化学に独占供与しており、同社は来年、台湾にSTOBAの生産拠点を設置し、世界に向けて販売を開始する予定だ。