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訪台中国人客、4月中旬から3割減も=交通部長


ニュース 商業・サービス 作成日:2016年4月8日_記事番号:T00063426

訪台中国人客、4月中旬から3割減も=交通部長

 陳建宇交通部長は7日に開かれた立法院交通委員会で「4月中旬以降、中国からの訪台客が3割減少する可能性がある」との見方を示した上で、中台の観光業が(政治などの)他の要素に影響されることなく発展することを望むと中国側に呼び掛けた。また、訪台中国人客の減少見通しを受けて航空会社各社は、中台路線の夏季(3月末~10月末)スケジュールで運航便数を冬季から29便削減した。今後乗客数に応じてさらに減便する可能性がある。8日付経済日報が報じた。

 中国が訪台客数を削減するかどうかについて陳部長は、中国側からの正式回答はまだないと説明。4月中に開催される中台実務者協議で台湾側の意向を伝えると強調した。

 観光業界関係者は、訪台中国人客が3割減少した場合、1日当たりの訪台中国人ツアー客の受け入れ枠5,000人が1人当たり1,764米ドルを消費するとして計算すると、損失額は1カ月当たり28億5,000万台湾元(約96億円)に上ると予測した。

 内政部移民署の資料によると、3月20~28日の訪台中国人客は1日平均5,424人で従来に比べ大きな変動はなかった。