ニュース 石油・化学 作成日:2016年4月11日_記事番号:T00063451
台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)が輸出するポリ塩化ビニル(PVC)は3月、インドおよび豪州の輸入市場でシェア首位を獲得した。豪州市場でのシェア首位は初めて。11日付経済日報などが報じた。
台塑の3月のインド向けPVC販売量は9万トンで、同社PVC輸出全体の46%を占め、現地需要量の45%を満たした。インドは建築ラッシュでPVC需要が高く、全体の需要は年240万~250万トンに上るとみられている。
一方、台塑の豪州市場シェア拡大は、同国唯一のPVCメーカー(年産能力14万トン)が閉鎖し、同社からの輸入量が増えたことが背景にある。なお3月の同国向け販売量は同社の輸出全体の8%と、中国(21%)に次ぐ3位だった。
台塑のPVCは従来、中国をアジア最大の輸出先としていたが、近年、同国でもPVCが生産されるようになったことで、同社は競争激化を懸念してインドなど新興市場の開拓に注力している。
台塑のPVC年間生産量は140万~150万トンでアジア首位、世界2位だ。
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