ニュース 社会 作成日:2016年4月11日_記事番号:T00063462
5月20日の民進党への政権交代を控え、陳水扁前総統の特赦論が再浮上している。
9日付聯合報によると、高雄市議会は8日、馬英九総統に陳前総統の特赦を求める決議を採択。陳菊高雄市長も「大いに賛成だ」と語った。
これに対し、総統府は同日、「陳前総統は複数の刑事事件の審理がまだ続いている」として、現時点で陳前総統の特赦は実施できないとの従来の立場を繰り返した。
陳前総統の長男、陳致中氏は、陳前総統の健康状態から、すべての裁判を停止すべきと訴えた(9日=中央社)
総統府が指摘するように、現行法では刑事裁判で審理中の事件がある以上、法律的に特赦は不可能だ。呉敦義副総統も10日、「民進党が陳前総統の特赦を実施すべきと考えているならば、機が熟しているとは言えない」と述べ、裁判が終了した時点で、状況を見極め、憲法に従い、特赦を実施すべきだと指摘した。
ただ、民進党内では蔡英文新政権発足後の特赦実施を楽観視する声が強まっている。林俊憲立法委員は「蔡英文次期総統は就任後、必ずや陳前総統の特赦を実施し、支持者の期待に応える」と述べた。こうした中、陳建仁次期副総統夫妻は8日、陳前総統と1時間にわたり面会した。
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