ノートパソコン大手、宏碁（エイサー）は11日、３月連結売上高が242億6,400万台湾元（約810億円）で前月比50％増、前年同月比1.9％減だったと発表した。第１四半期連結売上高は563億1,600万元で前期比17.6％減、前年同期比17.3％減で、2013年の国際財務報告基準（ＩＦＲＳ）導入以来の最低だった。12日付経済日報が伝えた。
エイサーは、４月にマイクロソフトの新ＯＳ（基本ソフト）「ウィンドウズ10」搭載の新製品を発表するほか、５月31日～６月４日開催の台北国際電脳展（台北国際コンピューター見本市、コンピューテックス）で自動車向けに同社のクラウドサービス「自建雲（ＢＹＯＣ）」を応用した製品を発表する予定だ。
同社は今年、３回目の組織再編を完了する予定だ。施振栄（スタン・シー）名誉董事長は先日、ハードウエアとソフトウエアにサービスをプラスする方針に変更はないと表明した。
