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友嘉集団、中国の立旋盤メーカーを買収


ニュース 機械 作成日:2016年4月12日_記事番号:T00063485

友嘉集団、中国の立旋盤メーカーを買収

 工作機械大手、友嘉集団(フェアフレンドグループ)の朱志洋総裁はこのほど、中国子会社の杭州友佳精密機械(浙江省)を通じ、同国・天馬集団傘下の大型立旋盤メーカー、斉重数控装備に6,000万人民元(約10億円)を出資し、同社株式の60%を取得したと明らかにした。中国の旋盤メーカーが台湾を含む外資の出資を受け入れるのは初めてのケースだ。12日付工商時報が報じた。

 斉重数控装備は1950年設立。中国の第一次5カ年計画(53~57年)で重点企業に指定された156社の1つで、航空・宇宙、風力発電、造船、高速鉄道、建設機械、鉱山など向けに製品を供給しており、ピーク時の2012年に売上高21億人民元を記録した。友嘉からの出資受け入れ後は「友佳斉重」ブランドで製品を販売する。

 友嘉は最近、韓国の大型工作機械メーカーDSK社およびイタリアの多軸工作機械メーカー、IMAS社を相次いで買収している。朱総裁は、今後さらにイタリアの研磨機メーカー4社を買収する方針で、うち2社とは既に交渉を進めていると語った。これらの買収が完了すれば、友嘉集団は傘下に35ブランド、および10カ国・地域にまたがる54カ所の生産拠点を抱えることになる。