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台プラ主要4社、Q1純利益が倍増【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2016年4月12日_記事番号:T00063489

台プラ主要4社、Q1純利益が倍増【表】

 台塑集団(台湾プラスチックグループ)主要4社が11日発表した第1四半期純利益は前期比4.5%減、前年同期比99.2%増の282億9,200万台湾元(約940億円)だった。中国経済が減速するも、依然として石油化学製品の需要は高く、原油価格低迷も貢献した。12日付工商時報などが報じた。

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 主要4社の第1四半期純利益は、▽台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)、57億1,300万元(前期比2.2%減、前年同期比56.8%増)▽南亜塑膠工業(南亜プラスチックス、南亜プラ)、53億6,700万元(前期比3.6%増、前年同期比32.5%減)▽台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)、67億6,600万元(前期比11.2%増、前年同期比355%増)▽台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)、104億4,600万元(前期比16.6%減、前年同期比831%増)──。

 台塑化は、17日に開催される増産凍結を協議する産油国会合を受け、第2四半期の原油価格が1バレル当たり37~45米ドルへと、3月の35米ドルから上昇すると予想した。

 台化の洪福源副董事長は、4月の受注は非常に順調だと述べた。台湾、中国の2基の定期保守点検が終わっており、5月に台湾の高純度テレフタル酸(PTA)プラントの定期保守点検を予定しているが、在庫の対応は済んでいると説明。現在の原油価格1バレル当たり35~40米ドルで計算すれば、第2四半期利益は前期と同水準が見込めると語った。