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TSMC、40ナノメートル生産を開始へ


ニュース 電子 作成日:2008年3月25日_記事番号:T00006349

TSMC、40ナノメートル生産を開始へ


 半導体受託生産最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は24日、液浸リソグラフィー技術を採用して、40ナノメートル製造プロセスによる生産を開始することを決めたと発表した。高効率が特徴の汎用型プロセス(40G)と低電力消費型(40LP)の2種類の技術を採用し、4~6月期から出荷を開始する。既に同プロセスを使用し、数十社の製品の設計に着手している。25日付工商時報が伝えた。

 液浸リソグラフィー技術とは、半導体ウエハーに回路パターンを焼き付ける際、ウエハーとレンズの間に液体(浸水液)を通すことで微細な加工を可能にした技術。

 同社によると、40G製品は消費電力が大きい中央処理装置(CPU)、グラフィックIC、ゲーム機用チップなどに、40LP製品は漏電にデリケートな通信機器などに使用される。

 同社はまた、自社株8億株の償却を実施すると発表した。減資後の1株当たり純資産は19.1台湾元(約63.7円)に上昇する。