ニュース その他分野 作成日:2016年4月12日_記事番号:T00063492
財政部が11日発表した3月の輸出総額は227億2,000万米ドルで前月比27.8%増、前年同月比11.4%減と、世界金融危機当時に並ぶ14カ月連続の前年割れとなった。第1四半期の輸出総額は626億9,000万米ドルで前年同期比12.1%減だった。市場では、行政院主計総処の予測を下回ったため、今年のGDP(域内総生産)成長予測1.47%が下方修正されるとみられている。12日付経済日報などが報じた。
輸出先別の3月輸出額は、▽中国・香港、87億9,800万米ドル(前年同月比14.2%減)▽東南アジア諸国連合(ASEAN)、42億4,300万米ドル(12.5%減)▽米国、27億1,400万米ドル(8.5%減)▽欧州、22億400万米ドル(3%減)──と、日本の16億2,100万米ドル(0.8%増)以外は軒並み前年割れだった。中国・香港向けは光学器材が32.6%減少、プラスチック・ゴム製品が23.1%減少した。ASEAN向けは鉱産物、機械、化学品などが軒並み2桁減少した。
HTC発売遅延で8割減
製品別では、情報通信製品が23億2,700万米ドルと、前年同月比18.7%減少した。うち携帯電話は79.9%と大幅減少。スマートフォン大手、宏達国際電子(HTC)の新製品の発売遅延が影響した。光学器材は8億4,600万米ドルで前年同月比29.4%減、鉱産物は7億6,700万米ドルで29.6%減など、世界市場の需要不振、原油価格の低迷で軒並み減少した。
財政部の葉満足統計処長は、4月の輸出総額は1桁まで減少幅が縮小し、早ければ6月にプラス成長に転換すると予測した。
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