ニュース その他製造 作成日:2016年4月14日_記事番号:T00063541
中国政府は最近、太陽電池用ポリシリコン(多結晶シリコン)の違法輸入に対する取り締まりを強化しており、特に台湾と香港から輸入分の通関手続きを厳格化しているもようだ。既に中国でポリシリコンの値上がりを招いており、シリコンウエハー業者はコスト上昇圧力に直面している。14日付電子時報が伝えた。
中国は2013年に欧米、韓国製のポリシリコンについて、反ダンピング関税を適用したが、輸入商社は第三国の原産地証明を不正に取得する形で、輸入を続けてきた。このため、中国国内のポリシリコン業者が当局に取り締まり強化を求めていた。その結果、一部業者の輸入分が通関できない状況となっているという。
台湾系太陽電池メーカー関係者は「合法的に手続きを取れば、通関厳格化の影響は受けない」と話しているが、問題は輸入量減少による価格上昇だ。
中国国内でのポリシリコンのスポット価格は1月時点の1キログラム当たり14米ドル以下から直近では同15.5~16.0米ドルまで約12%も上昇した。このため、シリコンウエハー業者は既にコスト圧力に直面しているという。
中国のポリシリコン業者は相次いで増産に取り組んでいるが、通関厳格化による値上がりは現在も続いている。
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