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中台路線29便削減、中国人観光客減で【表】


ニュース 運輸 作成日:2016年4月14日_記事番号:T00063547

中台路線29便削減、中国人観光客減で【表】

 交通部民用航空局(民航局)の統計によると、台湾の航空会社は中台路線の夏季(3月末~10月末)スケジュールで運航便数を冬季より1週29便(4%)削減した。今後も搭乗者数に応じてさらに減らす可能性がある。各社とも小型機への切り替えも計画している。14日付経済日報などが報じた。

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 交通部観光局の統計では、3月23日~4月5日の中国人の訪台申請件数が自由旅行で1割、団体旅行で3割減だった。4月末から影響が出る見通しだ。

 長栄航空(エバー航空)は台中~杭州、桃園~ハルビン、桃園~塩城(江蘇省)などで計4便減らす。復興航空(トランスアジア航空)は高雄~南寧の週2便を週1便に削減する。売上高の約半分を中台路線に頼る遠東航空(ファーイースタン航空)は3月に馬公~青島、馬公~瀋陽間などチャーター便の計4便の運航を取りやめた。

 中華航空(チャイナエアライン)はオフシーズンの5~6月に、桃園~無錫の6便で、エアバス330型機(313席)からボーイング737型機(158席)に変える可能性を示した。

 トランスアジア航空は、2011年にエアバスA321neoを6機の購入選択権を契約したが、購入見送りを決定した。同社は14~15年に2回の墜落事故を起こしており、昨年11億5,600万元の損失を計上した。