ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

エイサー、プロセッサ100万個を調達


ニュース 電子 作成日:2008年3月25日_記事番号:T00006355

エイサー、プロセッサ100万個を調達


 宏碁(エイサー)は、4~6月期にも低価格パソコン市場に参入し、8~9インチ液晶ディスプレイ搭載のノートブック型パソコン(ノートPC)を発売する構えだが、これに向け、インテルからプロセッサ100万個を調達したとの情報が市場で流れている。アナリストはインテルのプロセッサ搭載の低価格パソコンの販売台数を、年内に200万台と見込んでいる。25日付工商時報が伝えた。

 エイサーは華碩電脳(ASUS)が昨年、低価格モデルの「Eee PC」を発売したことを受け、ノートパソコン受託生産大手の緯創資通(ウィストロン)と共同で低価格パソコン市場への参入を検討していた。液晶ディスプレイは友達光電(AUO)から調達する。

 一方、生産コストに占める比率が最も高いプロセッサをインテルに発注した背景には、インテル側の大幅な価格優遇があったとされる。このため、業界では低価格パソコンでヒューレット・パッカード(HP)が威盛電子(VIAテクノロジーズ)のC7-Mを採用している以外は、華碩電脳(ASUS)もエイサーもインテルからの調達を決めた。

 市場関係者は、エイサーの参入で低価格パソコン市場は、華碩、HPを交えた激しい競争が展開されるとみている。