ニュース 電子 作成日:2016年4月15日_記事番号:T00063555
市場調査会社IHSディスプレイサーチの調査によると、サムスンディスプレイ(SDC)が2015年、世界の中小型パネル市場でシェア23%を獲得して首位に初めて浮上し、5位の群創光電(イノラックス)、8位の友達光電(AUO)を大きく引き離した。サムスンのアクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)パネルの出荷が大幅に伸びた一方、スマートフォンブランドが市場飽和を受けて、台湾パネルメーカーが主力とするアモルファスシリコン(a-Si)パネルの調達を減らしたためだ。15日付経済日報などが報じた。
2位以下は▽ジャパンディスプレイ(JDI)、シェア16%▽LGディスプレイ(LGD)、14%▽シャープ、10%──と続き、イノラックス、中華映管(CPT)、京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)はいずれもシェア5%で5位だった。AUOはシェア4%で、天馬微電子と並び8位だった。
世界の中小型パネル出荷枚数は28億枚と横ばいで、AMOLEDパネルが54%増加、LTPS(低温ポリシリコン)パネルが10%増加した一方、a-Siパネルは10%減った。高解像度パネルの採用増加で、世界の中小型パネル売上高は前年比4%伸び439億米ドルだった。
IHSは、アップルもAMOLEDパネルを採用するとみられる中、中国の華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)、小米科技(小米、シャオミ)、広東欧珀移動通信(OPPO)が今年からAMOLEDパネルを採用しており、a-Siパネル出荷は減り続ける恐れがあると指摘した。
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