ニュース 運輸 作成日:2016年4月15日_記事番号:T00063573
交通部民用航空局(民航局)の統計によると、台湾線に就航する格安航空会社(LCC)は6月に21社となる見通しで、ここ4年間でほぼ倍増しており、台湾を訪れる観光客の増加と関連商機の拡大に貢献している。ただ、一方で市場の競争が激化し、中華航空(チャイナエアライン)傘下の台湾虎航(タイガーエア台湾)および復興航空(トランスアジア航空)傘下の威航空(Vエア)の地場LCC2社はいずれも赤字経営が続いている。15日付経済日報などが報じた。
統計によると、台湾に初めてLCCが就航した2004年、全路線の搭乗者数に占めるLCCの割合はわずか0.3%だったが、12年には参入業者が11社、運航路線が9路線、搭乗者数は延べ125万人に増加。さらに昨年末には19社、29路線、延べ473万人まで成長し、総搭乗者数に占める比率も12.4%まで急速に拡大している。
タイガーエア、仙台に6月就航
運航路線数の増加に伴い、今年1~2月の台湾LCC市場でシェア17.8%と首位の座についたタイガーエア台湾は、6月29日に桃園~仙台に就航する。運航スケジュールは火、水、金、土の週4便で桃園発・午後2時15分~仙台着・午後6時45分、仙台発・午後7時45分~桃園着・午後10時50分となる。就航を記念して17日までの購入(搭乗期間6月29日~10月29日)に対し、片道799台湾元(約2,700円、税抜き)とするキャンペーンを実施中だ。
ただ、台湾を発着するLCCのうち、日本路線は現在6社が就航し、最も競争が過熱している。このため航空会社からは、日本線は年内に供給過剰となって価格破壊が起き、一般の航空会社も深刻な打撃を受けると懸念の声が上がっている。
Vエア、セブンで支払い可能に
なおVエアは14日、セブン-イレブンと提携を結び、セブンの店舗で航空券の代金を支払うことができるサービスを開始した。インターネット上で総額3万元以下の航空券および付加価値サービスを購入した場合、セブンでの支払いを選択することができる。
5月20日までにセブンでVエアの航空券代金を支払えば、セブンの入れたてアメリカンコーヒー1杯(中杯)が無料となる(14日=中央社)
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