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台湾軍に核弾頭起爆部品を誤送、米国防総省が大失態


ニュース 政治 作成日:2008年3月26日_記事番号:T00006359

台湾軍に核弾頭起爆部品を誤送、米国防総省が大失態

 
 米国防総省は25日、大陸間弾道ミサイルの核弾頭起爆装置用の信管4個を2006年に誤って台湾に輸送していたことが、台湾当局からの通知より発覚したことを明らかにした。米国防総省は先週すでに同部品を安全に回収している。21日の事件発覚後、同省はただちにブッシュ大統領に報告するとともに、「あってはならないこと」として徹底的な調査を命じている。26日付聯合報が報じた。

 米国防総省によると、誤って輸送した信管は弾道ミサイル「ミニットマン」の起爆装置に使われるもので、信管自体には核物質は含まれていないという。なお、本来台湾が発注したのはヘリコプター用の電池だった。

 ただ、25日の台湾国防部の説明では、3月に米国から貨物を受け取った後間違いに気づき、即刻米国側に回収するよう通知したとしており、米国側の説明と食い違いがみられる。

 米国防総省は、中国にもこの事件を既に伝えたが、駐米中国大使館からは特に反応はないという。