ニュース 金融 作成日:2016年4月18日_記事番号:T00063593
大手金融持ち株会社、中国信託金融控股(中信金、CTBCフィナンシャル・ホールディング)の呉一揆総経理は15日、英大手銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)マレーシア子銀行の100%株式を7億3,990万マレーシア・リンギット(約200億円)で、RBSがマレーシアの連邦直轄領、ラブアンに開設しているオフショア銀行部門(OBU)の資産を1億2,390万米ドルで買収すると表明した。今年第4四半期に受渡決済を完了する予定だ。16日付工商時報が報じた。
RBSマレーシア子銀行へは中信金と同社傘下の台湾人寿保険が共同で出資する計画で、出資比率はそれぞれ51%、49%となる。
呉総経理によると、アジアの企業向け業務からの撤退を決めたRBSのマレーシアにおける資産を中信金が審査した結果、現地の有名企業を顧客に抱えるほか、同年に銀行資産が9.3%、融資額も10%成長。さらに総資産利益率(ROA)が1.5%、自己資本利益率(ROE)が15.2%と良好な経営状態にあることから買収を決めた。
マレーシアでは外国銀行による支店や子銀行設置許可の取得が難しく、今回の買収が実現すれば、中信金は同国に子銀行を開設する初めての台湾の金融機関となる。
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