ニュース 政治 作成日:2016年4月18日_記事番号:T00063599
蔡英文次期政権で行政院長に就任する林全氏は15日、経済担当の閣僚人事を発表。注目の経済部長には、台湾大学応用力学研究所の李世光名誉教授(56)の就任が決まった。光電分野の専門家だが、マクロ経済や貿易のバックグラウンドはないためダークホース人事で、驚きをもって受け止められている。15日付工商時報などが報じた。
李世光次期経済部長。貿易関連などの業務で、李氏を補佐する次長の人事が重要となりそうだ(中央社)
林次期行政院長は、林氏の経歴では経済部長の業務にはやや不十分であることを認めつつ、明晰な頭脳とリーダーシップ、判断力を見込んでの人事だと説明した。李氏は工商時報の取材に対し、就任後は▽エネルギー戦略の立案▽5大イノベーション産業の発展メカニズムの確立▽産官学研連携プラットフォームの立ち上げ──の3項目に優先的に取り組む考えを示した。
財政部長には財政部常務次長の許虞哲氏(56)が、金融監督管理委員会(金管会)主任委員には現証券櫃枱買売中心董事長の丁克華氏(62)が、科技部長には中山大学校長の楊弘敦氏(59)がそれぞれ就任する。
陸委会主委にベテラン女性外交官
林次期行政院長は同時に、対中・外交・国防関連の閣僚人事も発表した。行政院大陸委員会(陸委会)主任委員には、駐英代表、駐オーストラリア代表などを歴任し現在北米事務協調委員会主任委員を務めるベテラン外交官、張小月氏(63・女性)を充てる。外交部長には、同じく外交部の要職を歴任した李大維・駐オーストラリア代表(66)が就任する。国防部長には、元副参謀長で元漢翔航空工業(AIDC)董事長の馮世寛氏(70)の就任を決めた。
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