台湾山葉機車工業（ヤマハモーター台湾）は19日、スポーツタイプの115cc新型スクーター「ジョグＦＳ（Jog FS）」を発売した。６万6,800台湾元（約22万6,000円）と100ccスクーター並みの低価格で、学生など若者をターゲットに、このクラスでの販売首位を目指す。20日付工商時報が報じた。
ヤマハ台湾は26日から６月末まで、大学キャンパスでの「ジョグＦＳ」試乗体験や、割引キャンペーンなどを行う（同社リリースより）
ヤマハ台湾の第１四半期バイク販売台数は前年比17.6％増の５万3,000台で、市場シェア31％の２位だった。伸び幅が市場平均より大きかったことから、同社は今年、市場シェアを過去最高の34％まで拡大し、業界１位を獲得する目標を達成できると自信を見せた。
第１四半期の台湾バイク市場は、新車買替補助政策の効果で、販売台数17万台以上と前年比１割以上伸びている。このペースでいくと年間72万台以上、過去10年で最高の販売が見込まれる。
