ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

子ども服の儀大、中国事業損失で株式売買廃止


ニュース その他製造 作成日:2016年4月20日_記事番号:T00063659

子ども服の儀大、中国事業損失で株式売買廃止

 「百事特(ベスト・パルズ)」ブランドの子ども服で知られる儀大は19日、中国事業の慢性的な赤字などを受け、23日で興櫃市場(未公開株取引市場)での株式売買を廃止すると発表した。中国事業の損失を理由に公開市場での株式売買が廃止されるケースは初となる。20日付自由時報が伝えた。

 儀大の中国法人「上海儀華服飾」は慢性的な赤字で資金繰りに行き詰まっていた。さらに現地の取引先や正体不明の集団にオフィスや倉庫から在庫品や事務設備を持ち去られる被害にも遭ったという。

 儀大の中国進出は30年前にさかのぼり、近年は連結売上高が30億~40億台湾元(約100億~135億円)で推移していたが、上海儀華服飾の経営難で、4四半期期連続の赤字に陥っていた。上海儀華服飾は3月末の時点で、「キャッシュフローが尽き、重大な経営難に直面している」との公告を発表していた。

 儀大は「台湾での百事特を含む子ども服販売やフィラなどの販売代理業務には影響はない」と強調した。