ニュース 金融 作成日:2016年4月20日_記事番号:T00063667
金融持ち株会社、永豊金融控股(シノパック・フィナンシャル・ホールディングス)は19日、台湾工業銀行傘下の台湾工銀証券のブローカー業務を3億9,000万台湾元(約13億2,000万円)で買収すると発表した。これにより、証券ブローカー業務での永豊金証券のシェアはこれまでの4.7%から5.12%に高まり、業界3位の富邦証券(5.13%)に迫ることになる。20日付経済日報が伝えた。
台湾工銀の張政権執行副総経理は、台湾工銀証券のブローカー業務はシェアが低く、うまくいっていなかったと説明した(19日=中央社)
事業譲渡の基準日は9月26日となる。今後は双方の株主総会での決議、金融当局による認可という手続きを踏むことになる。
台湾工銀証券は証券業免許を返納し、年内に一般投資管理顧問会社へと改組される。台湾工業銀行は台湾工銀証券の営業終了で約31億元の投資資金を回収し、商業銀行への転換費用に充てる。台湾工銀証券の営業拠点は8カ所で、3月末現在のシェアは0.44%。
永豊金証券の葉黄杞総経理は「台湾証券市場は不景気を迎えているが、不景気に対抗するには規模を拡大する必要があり、台湾工銀証券とブローカー業務買収で合意に達した」と説明した。
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