ニュース 社会 作成日:2016年4月20日_記事番号:T00063673
2014年9月、台北市のナイトクラブ「SPARK」でのトラブルで、台北市政府警察局信義分局所属の刑事、薛貞国さんが暴力団員らの暴行を受けて死亡した事件で、台北地方法院は19日、起訴された被告66人全員に有罪判決を下した。
殺害された薛貞国さんの妻(左)と母親(右)は、判決後に涙ながらに記者の質問に答えた(19日=中央社)
店内トラブルを理由に暴力団員を呼び出した主犯格の曽威豪被告(30)と交際相手の劉芯彤被告(23)にはそれぞれ懲役8年6月、9年の判決が下された。このほか、暴行に及んだグループを指揮した暴力団員の蕭叡鴻被告にも懲役9年6月が言い渡された。
曽被告は父親が照明メーカーの董事長を務める裕福な家庭に育ち、長期の留学から帰台した後に事件を起こした。トラブルの発端は曽被告らが、騒ぎ過ぎを理由に前夜にナイトクラブの警備員に追い出されたことだった。それを逆恨みした曽被告らは次の夜、蕭被告ら暴力団員に人手を集めさせ、ナイトクラブを襲撃。現場に急行した薛さんは、頭がい骨が陥没するまで暴行を受け死亡した。
判決は曽被告と蕭被告が責任をなすりつけ合ったほか、特に劉被告は自身に非はないように装い、態度が傲慢だったなどとして「悪質で厳罰が相当だ」と指摘した。
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