ニュース 電子 作成日:2016年4月21日_記事番号:T00063705
発光ダイオード(LED)業界で最近、激しい価格競争がようやく収まりを見せる中、中国のLED最大手、三安光電(三安オプトエレクトロニクス)がMOCVD(有機金属気相成長法)装置50台を新たに導入し、年内に稼働させる上、今年末までにさらに50台を追加するとの情報が伝えられており、台湾メーカーから、世界で生産能力の過剰が深刻化すると懸念する声が上がっている。21日付電子時報が報じた。
三安光電は昨年、米ビーコ社およびドイツのアイクストロン社から各50台のMOCVD装置を調達することで契約を締結。ビーコ社の50台については今年末までに稼働する見通しだが、アイクストロン社との契約は3台の納入を受けた時点で破棄された。しかし、福建省のアモイ市政府が、2017年4月までに発注し、同年末までに稼働するMOCVD装置に対し補助金を支給する政策を導入しているため、三安光電は依然、生産能力拡充計画を進めており、さらに年内に50台を発注する予定とされる。
このほか中国の中堅LEDメーカー、華燦光電も今年1月、60億人民元(約1,000億円)を投じてエピタキシャルウエハーおよびLEDチップの生産ラインを新設すると発表している。
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