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生保のQ1為替差損、400億元以上に


ニュース 金融 作成日:2008年3月26日_記事番号:T00006373

生保のQ1為替差損、400億元以上に

 
 台湾元急上昇に伴い、生命保険業界の第1四半期の為替差損が、400億台湾元(約1,300億円)以上に上る見通しだ。26日付工商時報が報じた。

 生保業界の海外資産2兆2,000億元以上のうち、バスケット方式などを採っていた1兆2,000億元が、年初以来の台湾元高で、リスクヘッジできなかったのが原因だ。台湾元の年初からの上昇率は7%を越えている。

 行政院金融監督管理委員会(金管会)の張秀蓮副主任委員は現状について、「2月よりも深刻だ」とし、財務諸表の提出日を延期を求めるすら企業もあったと明らかにした。

 国泰金融控股傘下の生命保険大手、国泰人寿保険(キャセイライフ)の李長庚策略長は、現在域外投資の50%で従来のリスクヘッジ方法を採っているが、今後はこの比重を増やし、リスクを回避したいと語った。