ニュース 電子 作成日:2016年4月22日_記事番号:T00063732
携帯電話機向けチップ世界最大手、クアルコムのスティーブ・モレンコフ最高経営責任者(CEO)が米国時間20日に行われた同社業績説明会で、「大口顧客の1社が発注を(当社から)他社に切り替える」との見通しを示したことに対し、業界では、この顧客はアップルを指し、転注先はインテルとの見方を示した。さらにインテルは受注した製品の生産を台湾積体電路製造(TSMC)に委託するとみられる。22日付経済日報が報じた。
モレンコフCEOの発言についてアナリストは、クアルコムはアップルとサムスン電子を最大顧客としているが、サムスンは複数のチップサプライヤーから調達しているため、今回、クアルコムへの発注を引き揚げるのはアップルの可能性が高いと指摘している。
アップルの発注先切り替えによるインテルの業績への影響は下半期に鮮明になると予想されるが、インテルは自社生産ではなくTSMCに生産を委託するため、今回の受注の粗利益は大きなものとはならないと業界ではみられている。
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