ニュース 電子 作成日:2016年4月22日_記事番号:T00063733
フェイスブック傘下のオキュラスVRが先ごろ発売したバーチャルリアリティー(VR)対応ヘッドマウントディスプレイ(頭部装着ディスプレイ、HMD)「オキュラスリフト」のサプライチェーンには、驊訊電子(C-メディア・エレクトロニクス)、華邦電子(ウィンボンド・エレクトロニクス)、鈺創科技(イートロン・テクノロジー)といった台湾のIC設計業者が加わっていることが明らかとなっているが、インテルやクアルコム、エヌビディアなど世界的大手チップサプライヤーがVR分野への投資を積極化しており、今後、台湾勢は苦戦を強いられるとの見方が業界関係者から出ている。22日付電子時報が報じた。
台湾のIC業界関係者は、オキュラスリフトに台湾メーカーのチップソリューションが大量に採用されたことは、世界市場における台湾の半導体サプライチェーンの競争力の高さを示すと同時に、新たな分野での商機をつかむチャンスが生まれたことを意味すると指摘。しかし、台湾メーカーが受注を獲得できている背景には、オキュラスリフトの今年の出荷目標がわずか100万台で、VR製品の需要が依然、小規模なものとなっている状況がある。今後、市場が拡大し、世界的大手チップサプライヤーが豊富な資金力を背景に関連製品の開発を進めた場合、台湾メーカーは資金、人材面で太刀打ちできず、淘汰(とうた)される恐れがあるとの懸念を示した。
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