ニュース 運輸 作成日:2016年4月22日_記事番号:T00063748
台北駅と桃園国際空港などを結ぶ台湾桃園国際機場捷運(桃園空港MRT)の開通時期が6回も延期される中、列車がブレーキをかけても正常に停止しないトラブルが頻発している問題で、原因とされるレールのさびが生じたのは、レールのさび取り(削正)作業が適正に行われていなかったためであることが分かった。22日付自由時報が伝えた。
交通部高速鉄路工程局(高鉄局)は今年3月の段階で、さびの原因について、列車の運転頻度が低いためだとの見方を示していたが、台北市の都市交通システム(MRT)関係者が現場をチェックした結果、粉末化したさびが水分を含み泥状となり、レールが滑りやすくなっていたことが判明した。また、泥状とさびとの摩擦で、列車の車輪にも凸凹が生じていたことが分かった。
桃園空港MRTでは2014年11月から今年3月にかけ、停止異常が42回発生し、2月26日のトラブルでは、列車が停止位置を1.3キロメートルもオーバーした。また、勾配区間だけでなく、平たんな区間でも同様に停止異常が起きていた。天候は雨天時のトラブルが37回を占めたが、雨が降っていない状況でも停止異常が発生していた。
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